忍者ブログ
公式とは全く関係ない、ただ旬ジャンルやカプへの愛をひたすら垂れ流すブログ。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

同田貫のあるじ④(終)



「忠義の根底にある、信頼関係に憧れちゃった刀の話」でした。
やーっと終わりました。いやー時間かかりました。
ほんと面倒くさい漫画でした…お付き合い頂いた方、
ありがとうございました!

…ただちょっとこれから番外編を描きます。pixivに後編上げてからですが…
まだネームしっかり練ってないのでこちらもかなり時間かかるかと…
気長に描きます。

以下読まなくていいあとがき。長いよ。


私は戦国大名で言ったら石田三成が好きです。
たぶんBASARAの影響が(とても)強いんだと思いますが…
忠義に尽くすってのはやっぱり熱いし、頭でっかちな人っぽいけど愛想がないだけで
本当はすごく誠実な人だったんじゃないかなーと思えて好きなんですね。
(本当のところどうかは分からないし、ウィキペ読んだだけの人の感想ですが)
なので関ヶ原の戦いでは断然西軍贔屓ですし、東軍の加藤清正さんは本当に興味なかった。
ただ今回、刀剣乱舞では同田貫が一番好きなので、同田貫で何か漫画描きたいな―と思って
肥後の大名っていったら加藤清正さんなので、ちょっとウィキペのぞいたんです。
そしたら逸話の「晩年は豊臣家への恩義と自家の徳川政権での存続に…」
の一文を読んで衝撃を受けたのです。いや完全に徳川に利があると思って東軍に
ついたのだと思ってましたもん私wwwww
けどやっぱり秀吉の子飼いでしたし、恩義を忘れてなかったんだなーと。
論語に救いを求めるぐらい悩んでたんだな―と思ったらなんか興味が湧いたというか…
大昔の人で英雄のように語られるけど、同じ人間ですからあれこれ悩んでたんだなーと…
一国の城主も板挟みで悩んで苦しんでたんか…と。あの一文だけですごく人間味出てる。
で、論語のどこに朱をひいたんやろ?と思って読んだらまあ、絶対ここや!
ってとこがいっぱいいっぱい。私論語をしっかり読んだのは初めてでしたけど
本当におもしろかったです。
論語って確か高校生の漢文の授業とかでちょっと出てくるくらいですよね?
(記憶があいまい)いやーこれ漢文なんかじゃなくてちゃんと全文現代語訳で
教科書に記載すべきじゃない?ってぐらいいい文がいっぱいです。
んー国語っていうより道徳か?まあ時代が違うので合わない所も多々ありますが
今でも名言といえる文がたくさんあります。本当に興味深かった。おすすめ。
…なので、これを読みながら忠義と自国の将来に頭を悩ませる加藤さんを
そばで同田貫が見てたらどう考えるだろなーってのがこの漫画のコンセプトに
なりました。本当に回りくどく描いてしまって、漫画って難しいなと痛感しております。

で、同田貫に仕えたいと思わせる主を描く必要がありましたが、私はまず
刀剣乱舞の二次創作群の「問答無用で皆から慕われている主」って設定が無理でした。
おまけにこれに美人で可愛くて巨乳(?)で恋心まで持たれてるんです。
時々さらなる特殊設定ついてたりする。
まああれだ、乙女ゲーなところがあるしそこに文句言ってもしょうがないんですが。
公式で「刀は皆主のことが好き」って設定ですしね。
読むのは全然いいですが自分でこんなの描くのは本当に無理でした。
人間不信の私には「んな都合いいことあるわけねえだろおおお!!!」
とちゃぶ台をひっくり返したくなる衝動に駆られるのですね。
なので絶対「完璧女性」な主は描かない、と思ってました。
まあ漫画という視覚に訴える媒体である以上、いくらかの可愛さはいる。
私もいくらか可愛くないとモチベーション続かない(おい)
けど「内面の醜さを暴きだしてやろう」ってのがひとつのコンセプトでした。
…ほんと性根が曲がった作者の手にかかると酷い漫画ができるものです。
でも主が自分の愚かさに気付いて、それでも誠実でありたいとあがく所は
描くのも、ネームを練るのも本当に楽しかったし、色々考えました。
実際問題、ああいう流れで人は互いに許し、理解しあえるのか正直わかりません。
けれど、相手に誠実でいたいと行動することはきっと伝わるのだという
私の理想を具現化することはできたのでまあ、満足しています。
ここはもうちょっと描き足りない所があるので、次の番外編で描くつもりです。

いやーほんと面倒くさい漫画になりましたし、推敲しすぎて面白いのか
面白くないのか、文に筋道通ってるのか通ってないのか正直もう分からん!
こんな漫画最初から最後まで読んで頂いた方どれだけいるのかわかりませんが、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてまたくっそ面倒くさいこんな文まで読んじゃったそこのアナタ!
物好きな人ですねえ…笑
本当に本当にありがとうございます。
またのーろのろ漫画描き続けますがお暇つぶしにでも読んで頂けたら幸いです。

拍手

PR